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psycho 心理

心理学と鬱について

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ドグラマグラ 読解・考察

著作権保護期間が切れているため、青空文庫にあります。 ドグラ・マグラ 夢野久作 ドグラ・マグラ(1935年)以外の日本三大奇書は、小栗虫太郎氏による「黒死館殺人事件」(1935年)、中井英夫(塔晶夫)氏による「虚無への供物」(1964年)
なぜ「気が狂う」「読むと精神がおかしくなる」というフレーズがよく飛び交うのでしょうか。その原因はわかっています。錯覚が取れかけるからです。よくわからないままに、みんなの意見を寄せ集めて「気が狂うらしいよ」と多数決のような決定の仕方はやめておいたほうがいいでしょう。せっかくなので、本文の内容に少しだけ触れましょう。ただ、これは内容の一部について、しかも少しだけ触れているだけですから、「内容の全部をわかったような気分」にはならないでください。 気が狂うのではなく、読んで意味がわからなければ、気が狂っています。これを読んで頭がおかしくなるのではなく、元々頭がオカシイ状態で、それが取れかける、その時にクラクラして認識がぐらつきます。しかし、それまであたりまえだと慣れ親しんできた認識の方法、解釈の方法、自我という視点が外れかけます。 本の内容を真に受ける、受けないということをいう人がいるようですが、これは実際に気が狂っている証拠です。作品がフィクションだからといって、内容の理屈までフィクションとは限りません。何をもって気が狂っていると言えるのか、それは自我という錯覚です。それが主軸だと思っている点につきます。
ドグラマグラ 読解・考察
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