諸行無常 哲学 2017年09月26日 0 諸行無常(しょぎょうむじょう)の定義について。諸法無我,涅槃寂静とともに仏教の三法印のひとつである。 諸行無常 諸行無常の意味するところは、この世のすべては本質も含め常に流動変化し、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないというもの。因縁という直接的原因・間接的原因・条件によってつくりだされた現象は、一瞬で流れていくというもの。 諸行は因と縁によって生ずる全ての現象 無常は固定的ではない 諸行無常の意味としては、「すべての現象は移ろいでいく」ということ。端的には永久不変なものはないということ。ただし、諸行はすべてのものではなく形成作用を表す。 平家物語と諸行無常 平家物語の冒頭にも 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす というものがある が、これは詩的なものであり、諸行無常の本質を表したものではない。 PR